落ちそうで落ちてこない巨岩と巨岩の間にはさまった岩を見てきました。
この岩は弁慶のはさみ岩と呼ばれているそうです。
弁慶といっても源義経に仕えた武蔵坊弁慶とは関係がありません。
佐渡弁慶と呼ばれた怪力自慢が鬼に力比べを挑まれたときに放り投げた岩が挟まったもので、鬼はその怪力に驚いて逃げていったという伝説があるそうです。
正確にはいつからあの岩が挟まっているのかはわかりませんが、数百年はぴったりとはまり込んだまま落ちてこないようです。
10年前くらいに写真を見たことはあったのですが、何回も車で脇を通ったことがある場所にその岩があるということを最近になってから知ったので実際に見てきました。
県道45号側から弁慶のはさみ岩を眺めた光景です。
この岩は県道からはっきりと見ることはできますが、さすがに車の運転中に真横を見たりはしないので、人から教えられなければずっと気づかなかったと思います。
岩の下まで歩いていくことができます。
岩の真下です。すごい迫力です。
落ちてこないとは頭では分かっているつもりですが、やはり怖いです。
足早に通り過ぎました。
弁慶のはさみ岩の下を抜けるとこのような景色が広がっています。
なかなかの景色です。
海側から弁慶のはさみ岩を眺めた光景です。
ちょっとした拍子に落ちてきそうです。
弁慶のはさみ岩の付近には駐車場もあります。
この駐車場は「鎮目市左衛門(しずめいちざえもん)の墓」のために整備されたもののようで、鎮目市左衛門の墓という案内看板や解説の標柱はありますが、弁慶のはさみ岩についての案内は一切ありません。
鎮目市左衛門さんはえらい奉行さんだったみたいですが、弁慶のはさみ岩の方が観光地としては圧倒的に面白いと思います。
北沢浮遊選鉱場跡から1.5km弱の距離で駐車場もあるので、相川方面まで車で観光に来る機会があれば立ち寄ることをお勧めします。