特徴的な集落で有名な宿根木ではんぎり(たらい舟)を楽しんできました。
はんぎりという名前は宿根木地区でのたらい舟の呼び方であり、はんぎりとたらい舟では本質的な違いはないそうです。
小木や矢島・経島でもたらい舟の体験はすることはできますが、個人的な意見として宿根木のレギュラーCコースが一番楽しいのではないかと思います。
料金体系は下記のとおりです。
【レギュラーAコース】大人(中学生以上)800円/子ども(5歳以上)500円
【レギュラーBコース】大人(中学生以上)1,500円/子ども(5歳以上)1,000円
【レギュラーCコース】大人(中学生以上)2,000円/子ども(5歳以上)1,500円
コースによって時間が変わります。
【レギュラーAコース】所要時間約15分 湾内(千石船繋留停泊地)~楽島
【レギュラーBコース】所要時間約25分 湾内~湾外 中ノ島
【レギュラーCコース】所要時間約35分 湾内~湾外 中ノ島 平島
何を楽しいと思うかは人それぞれですが、湾外に行くのがスリルも加わって楽しいので私個人としてはおすすめです。業者さんも儲かるのでWinWinといったところでしょうか。

前日や当日の海の状況に左右されるとは思いますが、条件が悪くなければ海は澄んでいて綺麗です。たらい舟に乗っていること自体も楽しいですが、宿根木のはんぎりは景色も楽しむことが出来ます。

沖からだいぶ離れてきました。小さくて分かりにくいかもしれませんが、岩には「亀の手」がくっついています。塩ゆでにしたりすると美味しいです。甲殻類なのでカニやエビの仲間ですね。

湾外に出ると、波があるのでそれなりに揺れて最初は怖いです。絶対に立ち上がらないようにという注意を受けました。おとなしく座っている限りはたらい舟から転落する危険はありません。せっかくなら湾外に出るコースを選んでこのスリルを体験した方が楽しいと思います。なお、ライフジャケットを着ていることもあり、絶対に安全です。

船頭さん?にすべてを任せて景色を楽しみます。

たらい舟で漁をするときは、このような道具を使い海の中を除いて獲物を探すそうです。

写真では良くわかりませんが、アオリイカです。これからどんどん大きくなるそうでうす。

これは自然に出来たものです。というのは真っ赤な嘘で、昔の漁師さんが網などを引っかけるために岩を削ったものだそうです。

白い人工物は船を係留するための船つなぎ石です。瀬戸内海から運ばれてきた御影石で作られています。200年前ぐらいの地震によって、海岸が隆起してしまい、大きな船は残念ながら入れなくなってしまったそうです。元々は12本あったそうですが、現在は7本が残るだけだそうです。
はんぎりは11月までやっているそうです。今回は日中にお邪魔しましたが、午後6時頃までやっているので、秋の夕暮れ時に伺えばまた別の美しさを楽しむことができるのではないかと思います。