
相川の京町通りを登っていくと、鉄筋コンクリート造の高い塀が目につきます。
旧相川拘置支所で、1972年まで実際に使用されていたそうです。
何度も前を通ったことはあったのですが、中を見学できることを知らなかったのでいつも素通りしていました。
たまたま前を通ったときに入り口が開いており、中に入れることが分かったので見学してきました。
見学は無料です。
この日は私たちの他に見学者はなく、貸し切り状態を満喫しました。
門の入り口はかなり低いので、屈んで塀の中に入ります。たったそれだけのことで結構雰囲気が出てテンションがあがります。

上下の鍵を開けて中に入ります。

新参者はここでいろいろお話を聞かれたのでしょうか。

面会室です。面会ごっこをして楽しみました。

拘置されている人が収容されていた居房棟です。
3名定員の雑居房が3室、1名定員の独居房が6室で最大18人が収容できたそうです。

まずは雑居房を見てみました。

雑居房の中に入ってみました。

ガラスで中が丸見えだけどトイレだったのでしょうか?

独居房です。拘置されるなら私は雑居房より独居房の方がいいですね。

独居房の扉です。
さすがに頑丈そうで、叩いたり蹴ったりしてもビクともしそうにありません。
せっかくなので中に入って鍵をかけてもらいました。
そしたら素で鍵をかけたことを忘れたのか置き去りにされそうになったので焦りました。

医務室です。

お風呂です。
入浴は1週間に2回、時間は15分だったそうです。

職員は、支所長、看守部長、看守で、交代制の勤務だったそうです。

所長室の中には頑丈そうな金庫がありました。

小さな扉から外に出ます。

「シャバの空気はうまいな」などと言ってみましたが、ここは旧拘置所で旧刑務所ではなかったですね。
思ったよりも面白くてかなり楽しむことができました。
京町通りを歩く機会がありましたら立ち寄ることをお勧めします。