パソコンは帯電のため電源が入らなくなることがあります。
私はそのことを知らなかったので故障したものと思い込みパニックになりましたが、パソコンの電源が入らなくなった原因が帯電の場合は簡単な方法で復旧します。
私の体験談と対処法をご紹介します。
その日は新潟出張なので、佐渡汽船内で仕事をしようとノートパソコンを持参しました。
両津港からおけさ丸に乗船して、仕事を始めようと思ってパソコンの電源を押したところ、無反応でした。
朝は普通に動いていたのに・・・。
家を出る直前まで普通に使っていたものをシャットダウンしただけだったのですが・・・。
もしかしてケーブルが抜けていてバッテリーがなかったのか可能性もあるなとコンセントにつないでから電源ボタンを押しましたが無反応・・・。
これは壊れたのかと思いブルーな気持ちで仕事に向かいました。
いろいろ調べてみると、帯電のためにパソコンの電源が入らないということがあるとのこと。
DELLのホームページにきちんと対処方法が書いてありました。
私の愛用しているパソコンはDell Inspironなので、電源につないでから30秒ほど長押し、そのあとに電源を入れたらあっさり復活しました。
本当に壊れたものだと思っていたのですごく嬉しかったです。
DELLのホームページに書かれていた方法とそれ以外の方法をご紹介します。
バッテリーが取り外せる場合(ハードリセットの方法)
① ACアダプターまたは電源コード、およびバッテリーを取り外します。
② USBドライブ、メディア カードなどすべての外部デバイスを取り外します。
③ 電源ボタンを15~20秒間押して、待機電力を放電します。
④ ACアダプタとバッテリーを接続します。
⑤ 電源を入れる
これはDELLのホームページに書かれていた方法です。
バッテリーが取り外せない場合(リアル タイム クロック(RTC)のリセットの方法)
① ACアダプターをパソコンに接続します。
② 電源 LED が3回点滅するまで、電源ボタンを約30-35 秒間押したままにします。
③ 電源ボタンを放します。
この方法はリアル タイム クロック(RTC)のリセットというそうで、Dell Inspiron、Latitude、Precision、Vostro、XPSの各PCでのみ可能な方法だそうです。
私の愛用しているDell Inspironも本体裏のネジを外せばバッテリーを取り出せるそうですが、下手なことをして基盤を痛めたりしたら嫌なので、今後も電源が入らなくなったらRTCリセット1択です。
これはDELLのホームページに書かれていた方法です。
リアル タイム クロック(RTC)のリセットも効かない場合
リアル タイム クロック(RTC)のリセットが効かなかった場合でも、壊れたと諦めるのはまだ早いです。その場合は下記の方法を試してください。
① ACアダプターをパソコンから取り外します。
② パソコンをしばらく放置します。
➂ 電源ボタンを押します。
故障していないのになぜ電源が入らなくなるのか
故障していないのに電源が入らなくなる過程は下記のとおりです。
①何らかの理由でパソコン内部に不要な電気が帯電する。
②パソコンの基盤や配線などに過大な電流が流れて壊れてしまうことを防ぐためにパソコン内部に流れる電流を抑制する機能が作動する。
➂パソコン内部に流れる電流が抑制されていることによって電源が入らなくなったり、モニターが映らなくなるといった症状が現れる。
帯電のためにパソコンの電源が入らなくなったときは本当にイライラします。
しかし、パソコンを故障から守るための機能が正常に働いていてくれたおかげでパソコンが壊れずに済んだのでよかったと思えば少しはイライラも収まるのではないかなと思っています。

